さよなきどり
小夜啼鳥

冒頭文

みなさん、よくごぞんじのように、シナでは、皇帝はシナ人で、またそのおそばづかえのひとたちも、シナ人です。 さて、このお話は、だいぶ昔のことなのですがそれだけに、たれもわすれてしまわないうち、きいておくねうちもあろうというものです。 ところで、そのシナの皇帝の御殿(ごてん)というのは、どこもかしこも、みごとな、せとものずくめでして、それこそ、世界一きらびやかなものでした。

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 新訳アンデルセン童話集 第二巻
  • 同和春秋社
  • 1955(昭和30)年7月15日