こうふくのうわおいぐつ
幸福のうわおいぐつ

冒頭文

一 お話のはじまり コペンハーゲンで、そこの東通の、王立新市場からとおくない一軒の家は、たいそうおおぜいのお客でにぎわっていました。人と人とのおつきあいでは、ときおりこちらからお客をしておけば、そのうち、こちらもお客によばれるといったものでしてね。お客の半分はとうにカルタ卓(づくえ)にむかっていました。あとの半分は、主人役の奥さんから、今しがた出た、 「さあ、こんどはなにがはじ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 新訳アンデルセン童話集第一巻
  • 同和春秋社
  • 1955(昭和30)年7月20日