しっかりもののすずのへいたい
しっかり者のすずの兵隊

冒頭文

あるとき、二十五人すずの兵隊がありました。二十五人そろってきょうだいでした。なぜならみんなおなじ一本の古いすずのさじからうまれたからです。みんな銃剣をかついで、まっすぐにまえをにらめていました。みんな赤と青の、それはすばらしい軍服を着ていました。ねかされていた箱のふたがあいて、この兵隊たちが、はじめてこの世の中できいたことばは、 「やあ、すずの兵隊だ。」ということでした。このことばをいったの

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 新訳アンデルセン童話集第一巻
  • 同和春秋社
  • 1955(昭和30)年7月20日