あかいくつ
赤いくつ

冒頭文

あるところに、ちいさい女の子がいました。その子はとてもきれいなかわいらしい子でしたけれども、貧乏だったので、夏のうちははだしであるかなければならず、冬はあつぼったい木のくつをはきました。ですから、その女の子のかわいらしい足の甲(こう)は、すっかり赤くなって、いかにもいじらしく見えました。 村のなかほどに、年よりのくつ屋のおかみさんが住んでいました。そのおかみさんはせっせと赤いらしゃの古切

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 新訳アンデルセン童話集 第二巻
  • 同和春秋社
  • 1955(昭和30)年7月15日