しょくぶついし きょうどきげき
植物医師 郷土喜劇

冒頭文

時  一九二〇年代 処  盛岡市郊外 人物 爾薩待(にさつたい) 正(ただし)  開業したての植物医師 ペンキ屋徒弟(とてい) 農民 一 農民 二 農民 三 農民 四 農民 五 農民 六 幕あく。 粗末なバラック室、卓子二、一は顕微鏡を載(の)せ一は客用、椅子(いす)二、爾薩待正 椅子に坐り心配そうに新聞を見て居る。立ってそわそわそこらを直したりする。

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 銀河鉄道の夜
  • 新潮文庫、新潮社
  • 1961(昭和36)年7月30日