Nil sapientiæ odiosius acumine nimio. (叡智にとりてあまりに鋭敏すぎるほど忌むべきはなし) セネカ ((1)) パリで、一八——年の秋のある風の吹きすさぶ晩、暗くなって間もなく、私は友人C・オーギュスト・デュパンと一緒に、郭外(フォーブール)サン・ジェルマンのデュノー街三十三番地四階にある彼の小さな裏向きの図書室、