ヘンゼルとグレーテル
ヘンゼルとグレーテル

冒頭文

一 まずしい木こりの男が、大きな森の近くにこやをもって、おかみさんとふたりのこどもとでくらしていました。ふたりのこどものうち、男の子がヘンゼル、女の子がグレーテルといいました。しがなくくらして、ろくろく歯にあたるたべものを、これまでもたべずに来たのですが、ある年、国じゅうが大ききんで、それこそ、日日のパンが口にはいらなくなりました。木こりは、晩、寝床(ねどこ)にはいったものの、こののち、どう

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 世界おとぎ文庫(グリム篇)森の小人
  • 小峰書店
  • 1949(昭和24)年2月20日