せかいかいだんめいさくしゅう 07 ヴィールふじんのぼうれい
世界怪談名作集 07 ヴィール夫人の亡霊

冒頭文

この物語は事実であるとともに、理性に富んだ人たちにも、なるほどと思われるような出来事が伴っている。この物語はケント州のメイドストーン治安判事を勤めている非常に聡明な一紳士から、ここに書かれてある通りに、ロンドンにいる彼の一友人のところへ知らせてよこしたもので、しかもカンタベリーで、この物語に現われて来るバーグレーヴ夫人の二、三軒さきに住んでいる上記の判事の親戚で、冷静な理解力のある一婦人もまたこの

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 世界怪談名作集 上
  • 河出書房新社
  • 1987(昭和62)年9月4日