うたどけい どうようしゅう |
| 歌時計 童謡集 |
冒頭文
序 この小さな童謠集を「歌時計」と名づけたのは、べつに深い意味はない。 わたくしはただ、驚異のねぢを卷いて、そのほどけるがままに、澄み切つた歌をうたひたいと思ふから、あへてかういふ名をつけたのであるが、赤や紫や青の、夢のきれはしを投げつけて、少年のわたしの心をさざなみ立たせたところの、あの「歌時計」の歌のやうな、それほどの魅力がわたしの童謠にあるかないか。 だが、そんな反省にくすぶると、こ
文字遣い
旧字旧仮名
初出
底本
- 叢書 日本の童謡「歌時計 童謠集」
- 大空社
- 1996(平成8)年9月28日