やけどしたかみさま
火傷した神様

冒頭文

一 天津神(あまつかみ)国津神(くにつかみ)、山之神(やまのかみ)海之神(うみのかみ)、木之神(きのかみ)草之神(くさのかみ)、ありとあらゆる神がみが、人間の間に姿を見せていたころのことであった。 その時伊豆国(いずのくに)に、土地の人から来宮様(くのみやさま)と崇(あが)められている神様があった。 伝説にもその神様がどんな風采(なり)をしていたと云うことがないから、それ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 怪奇・伝奇時代小説選集3 新怪談集
  • 春陽文庫、春陽堂書店
  • 1999(平成11)年12月20日