うみのちから
生みの力

冒頭文

一 批評的精神も創造的精神も、今は共にその意味が變りかゝつてゐる。生活に對しても藝術に對しても、吾々は自分自からの解釋を作つて行かねばならない。吾々は自分自からの道を歩いて行かねばならない。自分自身の言葉、自分自身の生命を掴んで行かなければならない。 リアリズムの藝術は批評の藝術であつた。ロマンティシズムが創造の藝術であつたのに對して、リアリズムは新しい批評的精神の發露した藝術

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 片上伸全集 第1巻
  • 日本図書センター
  • 1997(平成9)年3月25日