「わかいむすこ」について
「若い息子」について

冒頭文

若い息子 は、革命は不可避であるという自由主義的インテリゲンツィアの認識を基本としているものである。  「若い息子」について。 ○ボグダーノフのみが彼の主観的観念論によって、過去の遺産をプロレタリア文化建設から排撃したのである。 ○「歴史過程の合則性」を新カント派の連中は宿命論 運命論にまで歪めている。——不可避論において。——自由主義的インテリゲンツィアが革命を不可避と認める心持

文字遣い

新字新仮名

初出

「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日

底本

  • 宮本百合子全集 第十八巻
  • 新日本出版社
  • 1981(昭和56)年5月30日