じんちゅうにっし(いこう) ふ・せんせんだより
陣中日誌(遺稿) 附・戦線便り

冒頭文

遺書 ○陸軍歩兵伍長としてはこれ男子の本懐、申し置く事ナシ。 ○日本映画監督協会の一員として一言。 「人情紙風船」が山中貞雄の遺作ではチトサビシイ。 負け惜しみに非ず。 ○保険の金はそっくり井上金太郎氏にお渡しする事。 ○井上さんにはとことん迄御世話をかけて済まんと思います。 僕のもろもろの借金を(P・C・Lからなるせからの払ッて下さい。) 多分足り

文字遣い

新字新仮名

初出

「中央公論」1938(昭和13)年12月号

底本

  • 山中貞雄作品集 全一巻
  • 実業之日本社
  • 1998(平成10)年10月28日