またいっせつ?
亦一説?

冒頭文

大衆文芸は小説と変りはない。西洋人が小説として通用させてゐるものにも大衆文芸的なものは沢山(たくさん)あるやうだ。唯僕は大衆文芸家が自(みづか)ら大衆文芸家を以て任じてゐるのは考へものだと思つてゐる。その為に大衆文芸は興味本位——ならばまだしも好(よ)い。興味以外のものを求めないやうになるのは考へものだと思つてゐる。大衆文芸家ももつと大きい顔をして小説家の領分(りやうぶん)へ斬りこんで来るが好(よ

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 筑摩全集類聚 芥川龍之介全集第四巻
  • 筑摩書房
  • 1971(昭和46)年6月5日