またいっせつ?
又一説?

冒頭文

改造社の古木鉄太郎(こきてつたらう)君の言ふには、「短歌は将来の文芸からとり残されるかどうか?」に就(つ)き、僕にも何か言へとのことである。僕は作歌上の素人(しろうと)たる故、再三古木君に断(ことわ)つたところ、素人なればこそ尋ねに来たと言ふ、即ちやむを得ずペンを執(と)り、原稿用紙に向つて見るに、とり残されさうな気もして来れば、とり残されぬらしい気もして来る。 まづ明治大正の間(かん)

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 筑摩全集類聚 芥川龍之介全集第四巻
  • 筑摩書房
  • 1971(昭和46)年6月5日