ほんやくしょうひん
翻訳小品

冒頭文

一 アダムとイヴと 小さい男の子と小さい女の子とが、アダムとイヴとの画を眺めてゐた。 「どつちがアダムでどつちがイヴだらう?」 さう一人が言つた。 「分らないな。着物着てれば分るんだけれども。」 他の一人が言つた。(Butler)     二 牧歌 わたしは或南伊太利亜(イタリア)人を知つてゐる。昔の希臘(ギリシヤ)人の血の通つた或南伊太利亜人である。彼の

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 筑摩全集類聚 芥川龍之介全集第四巻
  • 筑摩書房
  • 1971(昭和46)年6月5日