わがはいかいしゅぎょう
わが俳諧修業

冒頭文

小学校時代。——尋常四年の時に始めて十七字を並べて見る。「落葉焚(た)いて葉守(はも)りの神を見し夜(よ)かな」。鏡花(きやうくわ)の小説など読みゐたれば、その羅曼(ロマン)主義を学びたるなるべし。 中学時代。——「獺祭書屋俳話(だつさいしよをくはいわ)」や「子規随筆(しきずゐひつ)」などは読みたれど、句作は殆(ほとん)どしたることなし。 高等学校時代。——同級に久米正雄(くめ

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 筑摩全集類聚 芥川龍之介全集第四巻
  • 筑摩書房
  • 1971(昭和46)年6月5日