リチャード・バートンやく「いっせんいちやものがたり」について
リチャード・バートン訳「一千一夜物語」に就いて

冒頭文

一 リチヤアド・バアトン(Richard Burton)の訳した「一千一夜(いつせんいちや)物語」——アラビヤン・ナイツは、今日(こんにち)まで出てゐる英訳中で先づ一番完全に近いものであるとせられてゐる。勿論、バアトン以前に出た訳本も数(かず)あつて、一々挙げる遑(いとま)も無い程(ほど)であるが、先づ「一千一夜物語」を欧羅巴(ヨオロツパ)に紹介した最初の訳本は一七〇四年に出たアントアン・ガ

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 筑摩全集類聚 芥川龍之介全集第四巻
  • 筑摩書房
  • 1971(昭和46)年6月5日