せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本

冒頭文

序 ここに編纂したものは、必ずしも研究論文ではない。と共に一時的な時評でもない。私は、時代の評論とでも云うべきだと考える。大体から云うと、ごく啓蒙的なものであるから、無用な先入見にわずらわされない読者には、読みよいものかと思われる。 日本は世界的な角度から見られねばならぬ、というのが私の一貫する態度だ。これは、日本は民衆の立場から見られねばならぬということに基くのである。ここに

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 戸坂潤全集 第五巻
  • 勁草書房
  • 1967(昭和42)年2月25日