にほんイデオロギーろん ――げんだいにほんにおけるにほんしゅぎ・ファシズム・じゆうしゅぎ・しそうのひはん
日本イデオロギー論 ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判

冒頭文

序 この書物で私は、現代日本の日本主義と自由主義とを、様々の視角から、併し終局に於て唯物論の観点から、検討しようと企てた。この論述に『日本イデオロギー論』という名をつけたのは、マルクスが、みずからを真理と主張し又は社会の困難を解決すると自称するドイツに於ける諸思想を批判するに際して、之を『ドイツ・イデオロギー』と呼んだのに傚ったのだが、それだけ云えば私がこの書物に就いて云いたいと思うこと

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 戸坂潤全集第二巻
  • 勁草書房
  • 1966(昭和41)年2月15日