それらのくにぐにでも あたらしいこくさいせいをもとめて
それらの国々でも 新しい国際性を求めて

冒頭文

わたしたちの生活の間で、国際的という言葉はこれまでどんな工合に使われて来ているだろうか。 日常の言葉として、国際的という表現をあまりつかわない人たちでも、スポーツの場合はごくすらりと、世界記録というつかみかたで、国際的な水準なり、ある程度その感覚なりを身につけて来ている。 この節では国際結婚という言葉も日用語に近くなった。モードについて書かれている記事の中に、ロマネスクは目下モ

文字遣い

新字新仮名

初出

「女性線」1948(昭和23)年7月号

底本

  • 宮本百合子全集 第十六巻
  • 新日本出版社
  • 1980(昭和55)年6月20日