しょうじのあるいえ
障子のある家

冒頭文

あるひは(つまづく石でもあれば私はそこでころびたい) 自序 何らの自己の、地上の権利を持たぬ私は第一に全くの住所不定へ。それからその次へ。 私がこゝに最近二ヶ年間の作品を随処に加筆し又二三は改題をしたりしてまとめたのは、作品として読んでもらう(ママ)ためにではない。私の二人の子がもし君の父はと問はれて、それに答へなければならないことしか知らない場合、それは如何にも気の毒なことであ

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 尾形亀之介詩集
  • 現代詩文庫、思潮社
  • 1975(昭和50)年6月10日初版第1刷