たにしのしゅっせ
たにしの出世

冒頭文

一 むかしあるところに、田を持って、畑を持って、屋敷(やしき)を持って、倉(くら)を持って、なにひとつ足りないというもののない、たいへんお金持ちのお百姓(ひゃくしょう)がありました。それで村いちばんの長者(ちょうじゃ)とよばれて、みんなからうらやましがられていました。 この長者とおなじ村に、これはまた持っているものといっては、ふるいすきとくわとかまがいっちょうずつあるばかりとい

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • むかし むかし あるところに
  • 童話屋
  • 1996(平成8)年6月24日