まつやまかがみ
松山鏡

冒頭文

一 むかし越後国(えちごのくに)松(まつ)の山家(やまが)の片田舎(かたいなか)に、おとうさんとおかあさんと娘(むすめ)と、おやこ三人(にん)住(す)んでいるうちがありました。 ある時(とき)おとうさんは、よんどころない用事(ようじ)が出来(でき)て、京都(きょうと)へ上(のぼ)ることになりました。昔(むかし)のことで、越後(えちご)から都(みやこ)へ上(のぼ)るといえば、幾日(い

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の諸国物語
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1983(昭和58)年4月10日