ちゅうぎないぬ
忠義な犬

冒頭文

一 むかし陸奥国(むつのくに)に、一人(ひとり)のりょうしがありました。毎日(まいにち)犬(いぬ)を連(つ)れて山の中に入(はい)って、猪(いのしし)や鹿(しか)を追(お)い出(だ)しては、犬(いぬ)にかませて捕(と)って来(き)て、その皮(かわ)をはいだり、肉(にく)を切(き)って売(う)ったりして、朝晩(あさばん)の暮(く)らしを立(た)てていました。 ある日りょうしはいつもの

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の諸国物語
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1983(昭和58)年4月10日