しろいとり
白い鳥

冒頭文

一 むかし近江国(おうみのくに)の余呉湖(よごのうみ)という湖水(こすい)に近(ちか)い寂(さび)しい村(むら)に、伊香刀美(いかとみ)というりょうしが住(す)んでおりました。 ある晴(は)れた春(はる)の朝(あさ)でした。伊香刀美(いかとみ)はいつものようにりょうの支度(したく)をして、湖水(こすい)の方(ほう)へ下(お)りて行こうとしました。その途中(とちゅう)、山の上にさしか

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の諸国物語
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1983(昭和58)年4月10日