あだちがはら
安達が原

冒頭文

一 むかし、京都(きょうと)から諸国修行(しょこくしゅぎょう)に出た坊(ぼう)さんが、白河(しらかわ)の関(せき)を越(こ)えて奥州(おうしゅう)に入(はい)りました。磐城国(いわきのくに)の福島(ふくしま)に近(ちか)い安達(あだち)が原(はら)という原(はら)にかかりますと、短(みじか)い秋(あき)の日がとっぷり暮(く)れました。 坊(ぼう)さんは一日(にち)寂(さび)しい道(

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の諸国物語
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1983(昭和58)年4月10日