あかいたま
赤い玉

冒頭文

一 これも大国主命(おおくにぬしのみこと)が、八千矛(やちほこ)をつえについて、国々(くにぐに)をめぐって歩(ある)いておいでになる時(とき)のことでした。ある時(とき)摂津国(せっつのくに)の難波(なにわ)の津(つ)までおいでになりますと、見慣(みな)れない神(かみ)さまが、海(うみ)を渡(わた)って向(む)こうからやって来(き)ました。命(みこと)が、 「あなたはだれです。」

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の諸国物語
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1983(昭和58)年4月10日