ペンネンネンネンネン・ネネムのでんき |
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 |
冒頭文
一、ペンネンネンネンネン・ネネムの独立 冒頭原稿数枚焼失のでした。実際、東のそらは、お「キレ」さまの出る前に、琥珀(こはく)色のビールで一杯(いっぱい)になるのでした。ところが、そのまま夏になりましたが、ばけものたちはみんな騒(さわ)ぎはじめました。 そのわけ十七字不明ばけもの麦も一向みのらず、大六字不明が咲いただけで一つぶも実になりませんでした。秋になっても全くその通七字不明栗(
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- ポラーノの広場
- 新潮文庫、新潮社
- 1995(平成7)年2月1日