ごくちゅうへのてがみ 05 せんきゅうひゃくさんじゅうはちねん(しょうわじゅうさんねん)
獄中への手紙 05 一九三八年(昭和十三年)

冒頭文

一月八日  巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書) 第二信 きょうは風がきついけれどもいい天気。二三日あっちこっちしていて、こうやって机に向ってゆっくりこれを書くのがいい心持です。きのうはあれから気分でもわるくなりませんでしたか? 熱が出たりしなかったでしょうか。割合いい顔つきをしていらしたので安心です。 きのうお話した生活の変化のこと ((自注1))について、もうすこしくわしく私のプラン

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 宮本百合子全集 第十九巻
  • 新日本出版社
  • 1979(昭和54)年2月20日