やくそうとり
薬草取

冒頭文

一 日光掩蔽(にっこうおんぺい)  地上清涼(ちじょうしょうりょう)  靉靆垂布(あいたいすいぶ)  如可承攬(にょかしょうらん) 其雨普等(ごうぶとう)  四方倶下(しほうぐげ)  流樹無量(りゅうじゅむりょう)  率土充洽(そつどじゅうごう) 山川険谷(さんせんけんこく)  幽邃所生(ゆうすいしょじょう)  卉木薬艸(きぼくやくそう)  大小諸樹(だいしょうしょじゅ) 「も

文字遣い

新字新仮名

初出

「二六新報」1903(明治36年)5月16~30日

底本

  • 鏡花短篇集
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1987(昭和62)年9月16日