にせんねんせんそう
二、〇〇〇年戦争

冒頭文

発端(ほったん) そのころ、広い太青洋(たいせいよう)を挟んで、二つの国が向きあっていた。 太青洋の西岸には、アカグマ国のイネ州が東北から西南にかけて、千百キロに余る長い海岸線を持ち、またその太青洋の東岸には、キンギン国が、これまた二千キロに近い海岸線をもっていた。 キンギン国は、そこが本国であったが、アカグマ国のイネ州は、本国とはかなり距(へだ)たっていた。早くいえば、

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 海野十三全集 第7巻 地球要塞
  • 三一書房
  • 1990(平成2)年4月30日