せいがんはくとう
青眼白頭

冒頭文

○後生(こうせい)を口にすること、一派の癖のやうになりぬ。陸(りく)に汽車あり、海に汽船あり、今や文明の世の便利を主とすればなるべし。何故(なにゆゑ)といはんも事あたらしや、お互に後世に於て、鼻突合はす憂(うれひ)なければなり。憂は寧(むし)ろ、虞(ぐ)に作るをよしとす。 ○仰有(おつしや)る通り皆(みな)後世に遺(のこ)りて、後世は一々これが批判に任ぜざる可(べ)からずとせば、なりたくなきは後

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 日本の名随筆85 貧
  • 作品社
  • 1989(平成元)年11月25日