せんきゅうひゃくさんじゅうしちねんじゅうにがつにじゅうしちにちのけいほきょくとしょかのジャーナリストとのこんだんかいのけっか
一九三七年十二月二十七日の警保局図書課のジャーナリストとの懇談会の結果

冒頭文

一九三七年十二月二十七日、警保局図書課が、ジャーナリストをあつめて懇談会を開く。その席上、ジャーナリストが自発的に執筆させないようにという形で、執筆禁止をした者、作家では中野重治、宮本百合子、評論家では岡邦雄、戸坂潤、鈴木安蔵、堀真琴、林要の七名があった。 益々その範囲を拡大するという風評と図書課長談として同様の意嚮(いこう)の洩されたことは、事実指名をされなかった窪川夫妻などの執筆場面

文字遣い

新字新仮名

初出

「新日本文学」1952(昭和27)年1月号

底本

  • 宮本百合子全集 第十四巻
  • 新日本出版社
  • 1979(昭和54)年7月20日