ひをくったからす
火を喰つた鴉

冒頭文

西蔵(チベット)は世界(せかい)の屋根(やね)といはれてゐるほどで、国(くに)全体(ぜんたい)が高(たか)い山々(やまやま)の連(つらな)りだ。その山々(やまやま)の中(なか)でも群(ぐん)を抜(ぬ)いて高(たか)く、西蔵(チベット)の屋根(やね)ともいはれるのが、印度(インド)との国境(こくきやう)に跨(またが)るヱヴェレスト山(ざん)である。その頂上(てうじやう)には古(ふる)い昔(むかし)か

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 逸見猶吉の詩とエッセイと童話
  • 落合書店
  • 1987(昭和62)年2月20日