みんしゅせんせんとぶんがくしゃ
民主戦線と文学者

冒頭文

一 今日の日本において民主戦線統一は、単なる政治上のやりかたという以上に意味をもつと思います。一つの救国運動と思えます。 二 戦争犯罪人を包括する政党に、人民の幸福を売ることを絶対にしたくないと思います。 三 人民の生活必要が本当に分っていて、実行する責任感を持つ政府を。ジェスチュアでなく民主化を実現する政府を。 一九四六年四月

文字遣い

新字新仮名

初出

「新日本文学」1946(昭和21)年4月号

底本

  • 宮本百合子全集 第十三巻
  • 新日本出版社
  • 1979(昭和54)年11月20日