しなもくろくがく
支那目録学

冒頭文

目録學は支那には古くからあるが、日本には今もつて無い。これは目録といつても、單に書物の帳面づけをするといふやうな簡單なことではない。支那の目録學にはもつと深い意味がある。これを知らないと、書物の分類も解題もできない。のみならず、今日實際に當つて、色々のものを見るのに困る場合が多い。日本の目録には、意味のないことが多い。かの佐村氏の「國書解題」などでも、箇々の書の特質を標出し得ずして、何れの書にも同

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 内藤湖南全集 第十二巻
  • 筑摩書房
  • 1970(昭和45)年6月25日