ちゅうごくにおけるふたりのアメリカふじん アグネス・スメドレーとパァル・バック
中国に於ける二人のアメリカ婦人 アグネス・スメドレーとパァル・バック

冒頭文

アグネス・スメドレーの「女一人大地を行く」という自伝的な小説は一九二九年アメリカで出版されて以来、殆ど世界各国語に訳され、日本でも少なからず読まれた。 この間、窪川稲子さんに会ったら、或る若い勤労婦人のひとで、この小説を読んだ感想に、アグネスがどうしてああいう風に男を反撥してゆかなければならないのか、その点があの小説ではよくのみこめなかったと云ったという話が出た。特に書かれている限りでは

文字遣い

新字新仮名

初出

「婦人文芸」1937(昭和12)年7月号

底本

  • 宮本百合子全集 第十一巻
  • 新日本出版社
  • 1980(昭和55)年1月20日