ふうりゅうぶつ
風流仏

冒頭文

()()発端ほったん 如是我聞にょぜがもん ()()上 一向いっこう専念の修業幾年いくねん 三尊(さんぞん)四天王十二童子十六羅漢(らかん)さては五百羅漢、までを胸中に蔵(おさ)めて鉈(なた)小刀(こがたな)に彫り浮かべる腕前に、運慶(うんけい)も知(し)らぬ人(ひと)は讃歎(さんだん)すれども鳥仏師(とりぶっし)知る身の心耻(はず)かしく、其道(そのみち)に志す事(こと)深き

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の文学 3 五重塔・運命
  • ほるぷ出版
  • 1985(昭和60)年2月1日