きず

冒頭文

「モップル」(赤色救援会)が、「班」組織によって、地域別に工場の中に直接に根を下し、大衆的基礎の上にその拡大強化をはかっている。 ××地区の第××班では、その班会を開くたびに、一人二人とメンバーが殖えて行った。新しいメンバーがはいってくると、簡単な自己紹介があった。——ある時、四十位の女の人が新しくはいってきた。班の責任者が、 「中山さんのお母さんです。中山さんはとう〳〵今度市ヶ谷に廻

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本プロレタリア文学集・20 「戦旗」「ナップ」作家集7
  • 新日本出版社
  • 1985(昭和60)年3月25日