臨時放送だ!「テレ・ラジオの臨時ニュース放送ですよ、おじさん」 矢木三根夫(やぎみねお)は、伯父(おじ)の書斎の扉をたたいて、伯父の注意をうながした。 いましがた三根夫少年は、ひとりで事務室にいた。そしてニュースの切りぬきを整理していたのだ。すると、とつぜんあの急調子の予告音楽を耳にしたのだ。 (あッ、臨時放送がはじまる。何ごとだろうか)と、三根夫は椅子からとびあがって、テレ・ラジオのほうを