かいだんぼたんどうろう 04 かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠 04 怪談牡丹灯籠

冒頭文

一 寛宝(かんぽう)三年の四月十一日、まだ東京を江戸と申しました頃、湯島天神(ゆしまてんじん)の社(やしろ)にて聖徳太子(しょうとくたいし)の御祭礼(ごさいれい)を致しまして、その時大層参詣(さんけい)の人が出て群集雑沓(ぐんじゅざっとう)を極(きわ)めました。こゝに本郷三丁目に藤村屋新兵衞(ふじむらやしんべえ)という刀屋(かたなや)がございまして、その店先には良い代物(しろもの)が列(なら

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 圓朝全集 巻の二
  • 近代文芸資料複刻叢書、世界文庫
  • 1963(昭和38)年7月10日