じゅうにしこう 08 とりにかんするでんせつ
十二支考 08 鶏に関する伝説

冒頭文

1 晋の宗懍(そうりん)の『荊楚歳時記(けいそさいじき)』註に魏の董勛(とうくん)の『問礼俗』に曰く、正月一日を鶏と為(な)し、二日を狗(いぬ)と為し、三日を羊、四日を猪(い)、五日を牛、六日を馬、七日を人と為す。正旦鶏を門に画(えが)き、七日人を帳に帖(ちょう)す、今一日鶏を殺さず、二日狗を殺さず、三日は羊、四日は猪、五日は牛、六日は馬を殺さず、七日刑を行わず(人を殺さず)またこの義なり云

文字遣い

新字新仮名

初出

1「太陽 二七ノ一」1921(大正10)年1月、2「太陽 二七ノ二」1921(大正10)年2月、3「太陽 二七ノ三」1921(大正10)年3月、4「太陽 二七ノ五」1921(大正10)年5月、5「太陽 二七ノ一四」1921(大正10)年12月

底本

  • 十二支考(下)
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1994(平成6)年1月17日