しらねさんみゃくじゅうだんき
白峰山脈縦断記

冒頭文

緒言 前年雨のために失敗した白峰(しらね)山登りを、再びするために、今年(四十一年)は七月下旬高頭式(たかとうしょく)、田村政七両氏と共に鰍沢(かじかざわ)へ入った、宿屋は粉屋であった、夕飯の終るころ、向い合った室から、一人の青年が入って来た、私たちが、先刻から頻(しきり)に白峰、白峰と話すのを聞いて、もしやそれかと思って、宿帳で、姓名を見てそれと知った、というので同行を申し込まれたのである

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 山岳紀行文集 日本アルプス
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1992(平成4)年7月16日