ちゅうごくかいきしょうせつしゅう 12 ぞくいけんし・そのた(きん・げん)
中国怪奇小説集 12 続夷堅志・其他(金・元)

冒頭文

第十の男は語る。 「わたくしは金(きん)・元(げん)を割り当てられました。御承知の通り、金は朔北(さくほく)の女真族(じょしんぞく)から起って中国に侵入し、江北に帝と称すること百余年に及んだのですから、その文学にも見るべきものがある筈ですが、小説方面はあまり振わなかったようです。そのなかで、学者として、詩人として、最も有名であるのは元好問(げんこうもん)でありましょう。彼は本名よりも、その雅

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 中国怪奇小説集
  • 光文社文庫、光文社
  • 1994(平成6)年4月20日