ながいな
長い名

冒頭文

一 ちょんきりのちょんさんのほんとうの名(な)をだれも知(し)りませんでした。何(なん)でも亡(な)くなったこの子のおかあさんが、この子の運(うん)がいいように何(なに)かいい名前(なまえ)をつけようと、三日(みっか)三晩(みばん)考(かんが)えぬいて、病気(びょうき)になって、いよいよ目をつぶるというときに、かすかな声(こえ)で、 「ああ、やっと考(かんが)えつきました。この子の名(

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の諸国物語
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1983(昭和58)年4月10日