一 ちょんきりのちょんさんのほんとうの名(な)をだれも知(し)りませんでした。何(なん)でも亡(な)くなったこの子のおかあさんが、この子の運(うん)がいいように何(なに)かいい名前(なまえ)をつけようと、三日(みっか)三晩(みばん)考(かんが)えぬいて、病気(びょうき)になって、いよいよ目をつぶるというときに、かすかな声(こえ)で、 「ああ、やっと考(かんが)えつきました。この子の名(な)はちょ