たわらとうだ
田原藤太

冒頭文

一 むかし近江(おうみ)の国(くに)に田原藤太(たわらとうだ)という武士(ぶし)が住(す)んでいました。ある日藤太(とうだ)が瀬田(せた)の唐橋(からはし)を渡(わた)って行きますと、橋(はし)の上に長(なが)さ二十丈(じょう)もあろうと思(おも)われる大蛇(おろち)がとぐろをまいて、往来(おうらい)をふさいで寝(ね)ていました。二つの目玉(めだま)がみがき上(あ)げた鏡(かがみ)を並(なら

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の英雄伝説
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1983(昭和58)年6月10日