ぶんぶくちゃがま
文福茶がま

冒頭文

一 むかし、上野国(こうずけのくに)館林(たてばやし)に、茂林寺(もりんじ)というお寺(てら)がありました。このお寺(てら)の和尚(おしょう)さんはたいそうお茶(ちゃ)の湯(ゆ)がすきで、いろいろとかわったお茶(ちゃ)道具(どうぐ)を集(あつ)めてまいにち、それをいじっては楽(たの)しみにしていました。 ある日和尚(おしょう)さんは用事(ようじ)があって町(まち)へ行った帰(かえ)

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の神話と十大昔話
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1983(昭和58)年5月10日