あんじゅうこん ――じゅうよんのばめん――
安重根 ――十四の場面――

冒頭文

[#改行天付き、折り返して1字下げ] 時。一九〇九年八月、十月。 所。小王嶺、ウラジオストック、ボグラニチナヤ、蔡家溝、ハルビン。 人。安重根(あんじゅうこん)、禹徳淳(うとくじゅん)、曹道先(そうどうせん)、劉東夏(りゅうとうか)、劉任瞻(りゅうにんせん)、柳麗玉(りゅうれいぎょく)、李剛(りごう)、李春華(りしゅんか)、朴鳳錫(ぼくほうしゃく)、白基竜(はっきりゅう)、鄭吉炳(ていきつへ

文字遣い

新字新仮名

初出

「中央公論」中央公論社、1931(昭和6)年4月

底本

  • 一人三人全集Ⅰ時代捕物釘抜藤吉捕物覚書
  • 河出書房新社
  • 1970(昭和45)年1月15日