こゝろなきうたのしらべはひとふさのぶだうのごとしなさけあるてにもつまれてあたゝかきさけとなるらむぶだうだなふかくかゝれるむらさきのそれにあらねどこゝろあるひとのなさけにかげにおくふさのみつよつそはうたのわかきゆゑなりあぢはひもいろもあさくておほかたはかみてすつべきうたゝねのゆめのそらごと一 秋の思 秋秋は来(き)ぬ 秋は来ぬ一葉(ひとは)は花は露ありて風の来て弾(ひ)く琴の音に青き葡萄(ぶどう)は